SPRING
- 路面清掃
- 側溝清掃
- 地下道の清掃
- パッチング(路面補修)
- 除草(機械・人力)
- 転落防止柵などの補修
- スノーポール撤去
- 表示看板切替(春夏秋用)
SUMMER
- 橋梁桁端洗浄
- 排水施設清掃
- 管渠・桝流動処理
- 除草(機械・人力)
- 立木伐採
AUTUMN
- 舗装工事(オーバーレイ)
- 舗装工事(打ち換え)
- クラック補修
- 表示看板切替(冬季用)
- スノーポール設置
- 地下道の清掃
WINTER
- 除雪(車道・歩道)
- 排雪
- 凍結抑制剤散布
- 自動薬剤散布装置設置・補充
- 法面雪崩防止対策
- 雪庇処理
- スタック車両対応
OTHER
- 定期巡回
- 災害時の緊急対応
- 大雨による緊急巡回
- 動物死骸処理
- 落下物処理
- ポットホール処理
- 車両事故対応・処理
- 道の駅のさまざまな修繕
- 住民から寄せられた要望
路面補修(パッチング、クラック補修)
道路は老朽化やチェーン走行などにより穴や亀裂が発生してしまうため、パッチングやクラック補修をします。
路面補修(オーバーレイ、切削オーバーレイ)
パッチングの他にオーバーレイや切削オーバーレイをします。オーバーレイとは、ひび割れや、薄くなった道路のアスファルトをつぎ足し、覆いかぶせる補修です。切削オーバーレイでは、舗装を切削機で削り取ってから行う工法です。
路面補修(打ち換え)
補修だけではもちろん道路はだんだんと走りづらくなってしまいます。劣化が激しい場合や、路床や路盤の支持力低下や沈下が原因だったりした場合は、舗装の打ち換えを行います。新しく舗装を敷き均すため、とても綺麗に仕上がります。
路面清掃(路面清掃車)
春になると、道路上には除雪によって堆積した小石や砂がたくさん出てきます。これらを路面清掃車を使い道路をきれいにします。金属のブラシを回転させながら掃除機のように吸い上げます。この作業を行わないと雨水が排水されず、冠水による思わぬ事故に繋がってしまいます。
路面清掃(散水車)
路面清掃車で小石や砂を取り除いた後に散水車と呼ばれる車両で大量の水を撒きます。実は路面清掃車で掃除をする前にも一度散水をしますが、これは粉塵による視界不良を防ぐ目的があります。
附属物などの清掃(側溝清掃車、排水管清掃車)
道路の清掃だけではなく、側溝清掃車や排水管清掃車により側溝や排水管、集水桝の清掃も同時に行います。この他、橋や地下道、道の駅など道路にまつわる様々な箇所の清掃をします。清掃をしながら点検等もしているため不具合箇所については補修を行います。
除草作業
雑草は景観が損なわれるだけではなく、車両からの視界を遮ってしまう場合があり除草作業は安全の為にも必要です。機械を用いて行う箇所と人力で行う箇所があり、この機械は冬季は歩道除雪をしていますが、前方のアタッチメントを替えることで除草作業が行えます。
枝木伐採
道路上に枝木がせり出てくると、信号が隠れたり、道路標識が隠れたりするほか、右折左折時の視界が悪くなり事故に繋がってしまいます。歩行者信号は、ドライバーにとっても赤信号に変わることが事前に予測できるため、見えやすくすることで事故防止に繋がります。
立木伐採
高所作業車やクレーンを使って、せり出てきている木を伐採します。普通車ではあまり気になることは少ないかもしれませんが、大型車などは視界が悪かったり、車両に当たってしまったりと危険なため、伐採をします。老朽化している木なども伐採することで台風などによる倒木を防ぐ目的もあります。
スノーポール設置・撤去・洗浄
スノーポールは雪が多い地域特有の物で、設置する理由は積雪によって道路の場所が分からなくなるのを防ぐためです。 積雪時や降雪時に車両運転者を適切に誘導することが目的であるほか、除雪車が除雪をする際に道路端の位置の目安として使用しています。
自動薬剤散布装置
「まきえもん」と呼ばれる路面凍結抑制剤を自動で散布する機械に、薬剤を補充して各地点に設置します。主に坂道や橋梁の上など凍結しやすい場所に設置しており、道路の状態を24時間監視し、外気温度や時間など事前に設定してある一定の条件が整うと警告ランプが光って周りの道路(半径10m以上)に中に入っている凍結抑制剤を散布します。
凍結抑制剤散布
凍結抑制剤を散布し、凍結をできる限り抑制します。気温にもよりますがだいたい11月から3月末まで行います。標準は4時、9時、15時、20時の計4回出動し、事故の防止のほか、凍結による渋滞を緩和する役割もあります。岩塩を粉砕した塩化カルシウムと、塩化ナトリウム水溶液を撒き、路面の結氷点が低下することによって起こる熱移動で、溶けてきます。
車道除雪(除雪トラック、除雪グレーダー)
雪が降り積もれば除雪トラック、除雪グレーダによって除雪作業をします。夜間は交通量が減り、気温、路面温度が低く、雪が積もりやすいです。翌朝の通勤、通学で地域の人が困らないように夜間のうちに作業しています。日中に降雪があった場合も、その都度出動しています。往復94㎞を三つの区間にわけ、それぞれ2台ずつ計6台の除雪車が稼働しています。
歩道除雪(ロータリー)
車道の雪は除雪すると歩道に乗り上げますが、この小型除雪車によって歩道の除雪を行います。基本的に車道の除雪が出動した1時間後に出動し、通学時間に間に合うようにしています。歩道に雪があると車道の脇を歩く歩行者が出てきてしまうため、子どもや高齢者でも安全に歩けるように、迅速な作業を心がけています。
拡幅除雪、排雪
除雪により道路脇にだんだんと雪が溜まってしまいますが、この雪を飛ばして道幅を広くする拡幅除雪や、雪を飛ばせない市街地ではダンプに積み込んで雪捨て場に運ぶ運搬排雪をします。市街地での排雪作業は交通渋滞の原因となるため、基本的に夜間に作業しています。
雪庇処理、法面雪崩防止、倒木処理、その他
道路上の電光掲示板や標識にできる雪庇を落としたり、法面の除雪をして雪崩を防止する作業もあります。その他、雪の重みによる倒木が発生した場合は早急に現場に向かい取り除きます。また、スタック車両がいた場合も、早急に牽引して対応します。
表示看板の切り替え
季節に応じて表示看板の切り替えをしています。無理な追い越しは大変危険ですので、「この先2kmの地点で除雪車は待避します」と表示しています。
花壇への花植え
美化の一環として国道沿いの花壇へお花を植えています。秋田北鷹高校さんで育てられたお花を購入して、各地域のボランティアの方々に植えてもらっています。
定期巡回(道路パトロール)
1日おきにパトロールカーで全線の巡回を行います。専属の巡回員を配置しており、道路や附属物に異常がないか点検します。補修が必要な箇所について報告書を作成し、後日維持工事班にて作業します。
大雨による緊急巡回、災害時の緊急対応
台風や線状降水帯により道路が冠水してしまったり、法面が崩れてしまった場合は緊急巡回を行い、対応します。応急的な対策をしたあと補修作業を行います。
車両事故対応、処理
事故により道路上に破片が散らばってしまったり、油が漏れてしまった場合は、早急に現場に向かい、事故処理をします。道路上の安全が確保でき次第、開放します。この他、落下物や動物死骸の処理など車が安全に通行できるように対応します。